ゾレア皮下注射

ゾレア皮下注射とは?

スギ花粉症の反応がひどい重症花粉症といわれる方に適応される、2019年から使用できるようになった抗体製剤ゾレア(一般名:オマリズマブ)という注射薬です。
ゾレアはアレルギーの原因となるIgEという物質に対する抗体を人工的に作って薬にしたものです。

ゾレア注射をお勧めしたい方

  • 12歳〜18歳までの学生。
  • 勉強に集中したい、スポーツに打ち込みたい、友達と花粉を気にせずに遊びたい方。
  • コロナ禍で花粉症の症状が気になる方。
  • 電車や会社など、公共の場でくしゃみや鼻かみを抑えたい方。
  • 花粉症の症状が重く、仕事や家事に影響を及ぼしている方。
  • コロナ禍で花粉症症状が気になる方。
  • 会議発表や結婚式等、大事なイベントを控えている方。
  • 花粉症によりお化粧ができない方。

ゾレア皮下注射の対象者

  • スギ花粉症の時期には1日で鼻をかむ回数やくしゃみが11回以上ある方
  • 鼻詰まりがひどく一日の大半が口呼吸になる方
  • 治療のために普通の抗ヒスタミン+点鼻ステロイドを1週間使用しても、効果不十分

またこの条件に加えて血液検査で

  • 12歳以上で、血清の総IgE濃度が30~1500IU/ml、体重20~150kgの方
  • スギ花粉の血液によるアレルギー検査でクラス3以上
  • 治療のために普通の抗ヒスタミン+点鼻ステロイドを1週間使用しても、効果不十分

この条件を満たす必要があります。

ゾレア注射のスケジュール

  • 診察を受けていただき、重症花粉症かどうかお調べします。
  • 抗ヒスタミン薬+点鼻ステロイドの処方をします。1週間ほど花粉の薬を使ってもらいます。
  • 1週間後、再診していただきアレルギー検査や血液検査を行って総IgE濃度を測ります。
  • 血液検査の結果が出たらゾレア注射に対する適応があるかどうかを診察します。
  • 重症花粉症と診断され、注射可能な条件に該当した上でご希望があればゾレア皮下注射の治療を致します。

ゾレアの値段

ゾレアは自己負担額が高額になる可能性があります。投与量が人によって異なるために、自己負担額がいくらになるかは個人差があります。目安はリンクを参考にしてください。

副作用

主な副作用は、注射部位の赤み・かゆみ・腫れ等の反応です。
またアナフィラキシー症状として全身のかゆみ、呼吸困難、気管支のけいれんなどが稀に起こる可能性があります。そのような症状があらわれた場合は速やかに連絡してください。

様々な制約があるゾレアですが、内服薬や点鼻スプレーで花粉症が治まらないという重症のスギ花粉症の方にとって効果が期待できる治療です。