突発性発疹症とは!?

一体どんな病気?

元気だった赤ちゃんが、急に38~39度、ときには40度近い高熱を出します。
高熱の割りには元気で、熱は3~4日続いた後、ストンと平熱か37度台くらいまで下がります。
それと同時か翌日くらいに、お腹や背中を中心に大小不規則な赤い発疹が出て、半日くらいで全身に広がります。
2~3日は発疹も目立ちますが、だんだん薄くなって消えていきます。
あまり、かゆみはありませんが、時にはかゆがったりすることもあります。
また、平熱に戻った後も、数日間はぐずる赤ちゃんもいるようです。
40度近い熱が出ることもあるので、親は不安になりますが、高熱の割りに赤ちゃんは機嫌も良く元気もあるなど、全身状態が良いのも特徴のひとつです。

ほとんどが1才までにかかります!

90%は1才未満でかかり、特に生後6カ月~1才くらいまでにかかる赤ちゃんが多く、遅くても2才くらいまでにかかり、一度かかると再びかかることはほとんどありません。
初めての発熱が、この病気という子も少なくありません。
原因は、ヒトヘルペスウイルス6型で、季節を問わずに発生することと、はしかや水ぼうそうのウイルスほど感染力が強くないということです。

対応

熱の時期は水分をまめに補給し、全身状態に変化がないかどうかも良く観察しましょう。
特に生後2カ月未満の赤ちゃんの高熱には要注意!!他の重い病気の可能性もあるので、必ず医療機関を受診して下さい。
また、以前に熱性痙攣を起こしたことがある子も必ず診察を受けましょう!
突発性発疹と診断が確定した後は、安静と水分補給に気をつけておけば、特に心配のいらない病気です。
特別の薬無しでも軽快していくと共に、合併症などもほとんどありません。
尚、どの子も一度は経験する病気と思われていますが、中にはかからない子もいます。
2~3才までにかからなければ、その後にかかることは、まずありません。

突発性発疹症