6月より舌下免疫療法を開始します。5歳のお子さんから可能です。

今話題の舌下免疫療法とは?

スギ花粉症、ダニアレルギーの改善に「舌下免疫療法」がおすすめです。
「舌下免疫療法」は、自宅で服用でき、続けやすい利点もあり、昨年からお子さま(5才以上)の治療も可能となり、今注目されています。
舌下免疫療法の方法は、アレルギーの原因物質(アレルゲン)の含まれる薬液を、舌の下に2分間ほど置き、体内に取り込みます。
舌の下から入ったアレルゲンは、リンパ節から全身に広がり、徐々に量を増やし、体をアレルゲンに慣らしていきます。この投与は、2週間掛かけて増量し、その後は一定量を長期間(継続して3年以上 を推奨)服用します。長期に渡り正しく治療が行われると、症状を抑える効果が期待できます。また、症状が完全には抑えられない場合でも、症状を緩和しアレルギー治療の薬を減らすことができます。
舌下免疫療法開始には、最適な時期があります。
スギ花粉症の場合、花粉が飛散している時期に舌下免疫療法を行うと、アレルゲンの摂取量が増加してしまうので、投与開始時期はスギ花粉が飛散している時期を避けます。

当院では、6月から開始しています。まずアレルギー検査、診断を行い、初回投与から2週間は増量期、その後は3年以上定期受診を行いながら継続します。 服用は初日は医院で、2日目からはご自宅で服用できます。副作用を避けるためには投与後はうがいや飲食を避ける(5分程)

≪子どものスギ花粉症の最新治療≫

スギ花粉症は、大人の患者さんが多かったのですが、近年、発症年齢が低下している中、12才以上では3年前から認可されておりましたが、2018年6月よりスギ花粉、ダニの舌下免疫療法は5才から可能になりました。
(舌の下に薬を置いて、1分くらい保持する必要がある為、5才くらいからが対象となります)

当院では、血液検査によるアレルギー診断の後、スギ花粉の成分などのアレルゲンを舌の下で舐めることを毎日行ってもらい、1年目から症状が軽くなり始め、3年行うと治癒するスケジュールであり、従来の液状(シダトレンスギ花粉舌下液)より、小児等が服用しやすい速溶性錠剤(シダキュアスギ花粉舌下錠)が発売され、お子様の花粉症も快癒の道が開けました。
一家皆さんが、花粉症というご家族も多いのではないでしょうか?ご両親もお子様も一緒に受診でき、アレルギー改善を承っております。