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医療の豆知識#33 急性扁桃炎
お子さんが突然熱を出したり、「のどが痛い」と訴えたりすると、「いつものかぜかな?」と心配になることはありませんか?
発熱やのどの痛みは、かぜでもよくみられる症状ですが、「急性扁桃炎(きゅうせいへんとうえん)」という病気が原因になっていることもあります。
急性扁桃炎は、子どもにもみられる病気の一つです。のどの痛みが強くなると、食事や水分をとることが難しくなる場合もあります。
今回は、急性扁桃炎の原因やかぜとの違い、主な症状、治療方法について、保護者の方にも分かりやすく解説します。

急性扁桃炎とは?かぜとの違いは?
急性扁桃炎とは、のどの奥にある「扁桃(へんとう)」という部分に、ウイルスや細菌が感染して炎症を起こす病気です。
扁桃に炎症が起こると、赤く腫れたり、のどに強い痛みが出たりすることがあります。
かぜとの違い
一般的なかぜでも扁桃が腫れることはありますが、急性扁桃炎は扁桃の炎症が中心となる病気です。
急性扁桃炎では、のどの強い痛みや発熱がみられることがあります。
また、扁桃が赤く腫れ、白い付着物がみられる場合もあります。
ただし、かぜと急性扁桃炎は症状が重なることがあり、発熱やのどの痛みだけで病気を判断することはできません。
気になる症状がある場合は、医療機関で相談することが大切です。
子どもの急性扁桃炎でみられる主な症状

急性扁桃炎では、のどの痛みや発熱を中心に、さまざまな症状がみられます。
お子さんに次のような様子がないか確認してみましょう。
- のどの痛み:のどを痛がる、飲み込むときに痛みを感じる
- 食事や水分がとりにくい:痛みが強く、食べたり飲んだりするのを嫌がる
- 発熱:熱が出る
- 頭痛や体の痛み:頭や体が痛いと訴える
- 耳の痛み:のどの痛みが耳に響くことがある
- 首のリンパ節の腫れ:首の周囲が腫れることがある
- 扁桃の変化:赤く腫れたり、白い付着物がみられたりする
また、ぐったりして元気がなくなったり、唾液を飲み込むのを嫌がったりすることもあります。
小さなお子さんは、のどの痛みをうまく言葉で伝えられない場合があります。
いつもより食事が進まない、飲み物を嫌がるなど、普段との違いにも注意しましょう。
水分がとれないときは注意が必要です
急性扁桃炎では、のどの痛みが強くなると、食事だけでなく水分をとることも難しくなる場合があります。
水分が十分にとれない状態が続くと、脱水につながることがあります。
特に、飲み物をほとんど受け付けない場合や、唾液を飲み込むことも難しい場合は注意が必要です。
お子さんの様子をよく観察し、水分がとれない場合やぐったりしている場合は、早めに医療機関へ相談してください。
急性扁桃炎の治療方法について

急性扁桃炎の治療は、原因や症状、お子さんの状態によって異なります。
症状や原因に合わせたお薬による治療
急性扁桃炎は、ウイルスや細菌によって起こります。
細菌感染が疑われる場合などには、医師の判断で抗菌薬を使用することがあります。
ただし、ウイルスが原因の場合、抗菌薬はウイルスそのものには効果がありません。
また、のどの痛みや発熱などに対して、症状を和らげるお薬を使用することもあります。
お薬は医師の指示に従って使用し、無理をせず休むことも大切です。
水分がとれない場合の点滴について
のどの痛みが強く、水分を十分にとることが難しい場合には、脱水の状態などを確認し、必要に応じて点滴による水分補給を検討することがあります。
点滴が必要かどうかは、お子さんの状態を診察したうえで医師が判断します。
まとめ|のどの痛みや発熱が気になるときは
急性扁桃炎は、のどの奥にある扁桃が炎症を起こす病気です。
のどの痛みや発熱のほか、食事や水分がとりにくくなる、首のリンパ節が腫れるなどの症状がみられることがあります。
特に注意したいのは、のどの痛みが強く、水分を十分にとれない状態です。
症状だけで原因を判断することは難しいため、気になる症状がある場合は自己判断せず、医療機関にご相談ください。
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