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2026年10月23日

医療の豆知識#33 急性扁桃炎

お子さんが突然熱を出したり、「のどが痛い」と訴えたりすると、「いつものかぜかな?」と心配になることはありませんか?
発熱やのどの痛みは、かぜでもよくみられる症状ですが、「急性扁桃炎(きゅうせいへんとうえん)」という病気が原因になっていることもあります。


急性扁桃炎は、子どもにもみられる病気の一つです。のどの痛みが強くなると、食事や水分をとることが難しくなる場合もあります。
今回は、急性扁桃炎の原因やかぜとの違い、主な症状、治療方法について、保護者の方にも分かりやすく解説します。


急性扁桃炎とは?かぜとの違いや症状を紹介するイラスト

急性扁桃炎とは?かぜとの違いは?


急性扁桃炎とは、のどの奥にある「扁桃(へんとう)」という部分に、ウイルスや細菌が感染して炎症を起こす病気です。
扁桃に炎症が起こると、赤く腫れたり、のどに強い痛みが出たりすることがあります。


かぜとの違い

一般的なかぜでも扁桃が腫れることはありますが、急性扁桃炎は扁桃の炎症が中心となる病気です。
急性扁桃炎では、のどの強い痛みや発熱がみられることがあります。
また、扁桃が赤く腫れ、白い付着物がみられる場合もあります。


ただし、かぜと急性扁桃炎は症状が重なることがあり、発熱やのどの痛みだけで病気を判断することはできません。
気になる症状がある場合は、医療機関で相談することが大切です。


子どもの急性扁桃炎でみられる主な症状


子どもの急性扁桃炎でみられるのどの痛み、発熱、耳の痛み、扁桃の腫れなどの症状

急性扁桃炎では、のどの痛みや発熱を中心に、さまざまな症状がみられます。
お子さんに次のような様子がないか確認してみましょう。


  • のどの痛み:のどを痛がる、飲み込むときに痛みを感じる
  • 食事や水分がとりにくい:痛みが強く、食べたり飲んだりするのを嫌がる
  • 発熱:熱が出る
  • 頭痛や体の痛み:頭や体が痛いと訴える
  • 耳の痛み:のどの痛みが耳に響くことがある
  • 首のリンパ節の腫れ:首の周囲が腫れることがある
  • 扁桃の変化:赤く腫れたり、白い付着物がみられたりする

また、ぐったりして元気がなくなったり、唾液を飲み込むのを嫌がったりすることもあります。
小さなお子さんは、のどの痛みをうまく言葉で伝えられない場合があります。
いつもより食事が進まない、飲み物を嫌がるなど、普段との違いにも注意しましょう。


水分がとれないときは注意が必要です

急性扁桃炎では、のどの痛みが強くなると、食事だけでなく水分をとることも難しくなる場合があります。
水分が十分にとれない状態が続くと、脱水につながることがあります。


特に、飲み物をほとんど受け付けない場合や、唾液を飲み込むことも難しい場合は注意が必要です。
お子さんの様子をよく観察し、水分がとれない場合やぐったりしている場合は、早めに医療機関へ相談してください。


急性扁桃炎の治療方法について


子どもの急性扁桃炎に対する薬による治療と必要に応じた点滴の説明

急性扁桃炎の治療は、原因や症状、お子さんの状態によって異なります。


症状や原因に合わせたお薬による治療

急性扁桃炎は、ウイルスや細菌によって起こります。
細菌感染が疑われる場合などには、医師の判断で抗菌薬を使用することがあります。
ただし、ウイルスが原因の場合、抗菌薬はウイルスそのものには効果がありません。
また、のどの痛みや発熱などに対して、症状を和らげるお薬を使用することもあります。
お薬は医師の指示に従って使用し、無理をせず休むことも大切です。


水分がとれない場合の点滴について

のどの痛みが強く、水分を十分にとることが難しい場合には、脱水の状態などを確認し、必要に応じて点滴による水分補給を検討することがあります。
点滴が必要かどうかは、お子さんの状態を診察したうえで医師が判断します。


まとめ|のどの痛みや発熱が気になるときは


急性扁桃炎は、のどの奥にある扁桃が炎症を起こす病気です。
のどの痛みや発熱のほか、食事や水分がとりにくくなる、首のリンパ節が腫れるなどの症状がみられることがあります。
特に注意したいのは、のどの痛みが強く、水分を十分にとれない状態です。
症状だけで原因を判断することは難しいため、気になる症状がある場合は自己判断せず、医療機関にご相談ください。


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