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2026年10月29日

子どもが耳を痛がる時に確認したい中耳炎と外耳炎の違い


お子さんが急に耳を押さえたり、寝る前に「耳が痛い」と泣いたりすると、ご家族はとても気になりますよね。耳の痛みにはいくつかの原因があり、代表的なものに中耳炎と外耳炎があります。どちらも耳の症状ですが、炎症が起きる場所や関連しやすいきっかけは異なります。

ただし、幼いお子さんは痛む場所を細かく説明できず、見た目だけで区別することは簡単ではありません。私たちも、小児耳鼻咽喉科の診察では耳の中を丁寧に確認し、鼻やのどの状態、これまでの経過も合わせて判断しています。家庭での観察点を知っておくと、相談時にも状況を伝えやすくなります。

耳の痛みは痛む場所と経過を落ち着いて見る

中耳炎は、鼓膜の奥にある中耳という空間で炎症が起こる状態です。一方の外耳炎は、耳の入口から鼓膜までの通り道である外耳道の皮膚に炎症が起こります。耳の外からは同じように痛がって見えるため、症状の背景を一緒に見ることが大切です。

耳の痛みが鼻水やせき、発熱のあとに始まった場合は、中耳炎との関係を考える手がかりになります。反対に、耳掃除のあと、プールや入浴のあと、耳を何度も触っていたあとに痛みが目立つ場合は、外耳道への刺激や湿気が関係していることもあります。

痛みがいつ始まったか、片耳か両耳か、日中より夜に強いかなどをメモしておくと役立ちます。食事や睡眠、遊び方がいつもと変わっていないかも確認してみてください。元気そうに見えても、耳の奥の違和感を我慢しているお子さんもいます。

中耳炎は鼻やのどの不調とつながりやすい

鼻の奥と耳の奥は、耳管という細い通り道でつながっています。かぜなどで鼻やのどに炎症が起こると、耳管の働きが乱れ、中耳に液体がたまったり炎症が起こったりする場合があります。そのため、耳の痛みをみる際には鼻づまりや鼻水の有無も重要です。

中耳炎では、耳の痛みに加えて発熱、機嫌の悪さ、夜に何度も目を覚ます様子がみられることがあります。痛みが強い時だけ耳を触る子もいれば、聞こえ方の変化を言葉にできず、呼びかけへの反応が鈍く見える子もいます。症状には個人差があります。

花粉症やアレルギー性鼻炎治療を受けているお子さんでは、季節によって鼻づまりが長引くこともあります。鼻の通りにくさが続く場合、耳への影響も含めて確認することがあります。耳だけをみるのではなく、鼻の症状を整えることも診療では大切にしています。

外耳炎は耳の入口や耳だれの様子が手がかりに

外耳炎は、耳の穴の皮膚が傷ついたり、湿った状態が続いたりして炎症を起こすことがあります。耳掃除を頻繁にする、爪でかく、イヤホンや補聴器の接触が続くなども刺激になり得ます。お子さんでは、かゆみから耳を触り続けることがきっかけになる場合もあります。

耳の入口付近を触られるのを嫌がる、耳たぶを動かすと痛がる、耳の周りが赤く見えるといった様子は、外耳の炎症を考える一つの手がかりです。耳だれが出ることもありますが、耳だれの原因は一つではないため、色や量だけで決めつけないようにしましょう。

夏の水遊びやプールの時期は、耳の中が湿りやすくなります。しかし、水遊びをしたから外耳炎、鼻かぜがあるから中耳炎と単純に分けられるわけではありません。耳の痛みが続く時は、耳の入口から鼓膜までを診察で確認することが必要です。

耳を押した時の痛みだけで判断しない理由

耳の前にある小さな出っ張りを押した時の痛みは、外耳炎の参考になることがあります。ただ、お子さんが怖がって耳全体を触られるのを嫌がる場合もあり、家庭での反応だけで炎症の場所を判断するのは難しいものです。何度も押して確かめる必要はありません。

中耳炎でも痛みが強い時には、耳の周りを触られること自体を嫌がることがあります。また、耳あかが多い、耳だれがある、皮膚が荒れているなど、複数の状態が重なっていることもあります。見た目の印象だけで対処を急がず、経過をみる姿勢が安心につながります。

特に乳幼児は、耳の痛みを「頭が痛い」「いや」と表現したり、横になると泣いたりすることがあります。授乳や食事を嫌がる、耳を床や枕にこすりつけるといった変化も、相談時の大切な情報です。普段と異なる行動を具体的に覚えておくとよいでしょう。

家庭でできる対応と控えたい耳掃除

痛がっている時は、耳の中を綿棒や耳かきで確認しようとせず、耳の入口に見える耳だれだけをやわらかい清潔なガーゼでそっと拭く程度にしましょう。奥まで触ると皮膚を傷つけたり、状態を分かりにくくしたりすることがあります。市販の点耳薬も自己判断で使わないことが大切です。

発熱や痛みがある時は、水分がとれているか、眠れているか、顔色がいつもと大きく違わないかを見守ってください。入浴は体調に合わせて無理をせず、耳に水を入れないよう配慮します。耳だれがある場合や痛みが強い場合には、プールは控えるほうがよいことがあります。

鼻水や鼻づまりが重なっている時は、鼻を強くかみ過ぎないようにし、年齢に応じてやさしく鼻をかむよう促しましょう。耳の症状と鼻の症状は関係するため、鼻のケアも大切です。慢性的な鼻づまり、口呼吸、いびきがある場合も、あわせて耳鼻咽喉科へお伝えください。

受診時に伝えると診察に役立つポイント

診察では、「いつから痛いか」「痛みが続くのか急に強くなるのか」「発熱や鼻水はあるか」を教えていただくと、状態を把握しやすくなります。耳だれがあれば、色やにおい、量、出始めた時期も参考になります。可能であれば、水遊びや耳掃除の直後かどうかもお知らせください。

聞こえにくそう、テレビの音量を上げたがる、呼びかけへの反応が普段と異なるといった変化も重要です。中耳に液体が残る滲出性中耳炎では、強い痛みがなくても聞こえ方に影響することがあります。気になる変化は小さなことでも遠慮なくご相談ください。

ふくおか耳鼻咽喉科では、愛知県東海市でお子さんの耳の痛み、鼻づまり、耳だれなどのご相談に対応しています。南加木屋駅から通院しやすく、大府市、刈谷市、東浦町、阿久比町、半田市周辺からもご来院いただいています。WEB予約や当日順番予約をご利用いただけますので、症状や受診のタイミングに迷う時もご相談ください。

耳の痛みは中耳炎と外耳炎のどちらかを家庭で断定するより、痛みの経過、鼻の症状、耳だれ、触られる時の反応を落ち着いて観察することが大切です。早めに状態を確認することで、お子さんに合った対応を考えやすくなります。気になる様子が続く時は、無理に耳掃除をせず、診察で耳の中を確認しましょう。

本記事はAIを活用し、一般的な情報をもとに作成しています。可能な範囲で内容確認を行っていますが、最新の知見や個々の症状に完全に当てはまらない場合があります。本記事の情報のみで判断せず、症状や体調に不安がある場合は、自己判断せず医療機関へご相談ください。症状がある方は必ず医師の診察を受けてください。