騒音性難聴について

騒音性難聴について

騒音性難聴は、内耳以降の聴覚器官の損傷による感音性難聴です。
長期間大きな音にさらされることで、有毛細胞が損傷してしまうことが主な原因です。 有毛細胞は一度損傷すると再生することが困難なため治療することが難しい難聴です。 85デシベル以上の騒音に8時間晒され続ける状態が5~15年ほどあると発症のリスクが高まるといわれています。
工事現場や工場で働く人や鉄道関係者や航空関係者など大きな音にさらされる職業の方に多くみられるので、「職業性難聴」とも呼ばれます。騒音性難聴に対し、爆発音やロックコンサートなどの強大音によって急性に起こる難聴を「音響外傷」といいます。

症状

  • 難聴
  • 耳鳴り
  • 音がこもる
  • 大きな音を聞くと音が割れて聞こえる

聴力低下はほとんどが両耳で同程度の難聴になります。同じような騒音環境にいても難聴になる人とならない人がいて個人差があります。
初期の段階では4000ヘルツ周辺に聴力低下がみられますが日常会話で使用される音域ではないため大きな支障がなく聴力障害に気付かないまま難聴が進行してから初めて自覚することが多いです。

治療法と注意点

慢性の難聴であり現時点では有効な治療方法はありませんが、急性期には循環改善薬やビタミン薬などが用いられる場合もあります。難聴を自覚した時にはすでにかなり進行しており元に戻すことは困難です。そのため、予防が大切になってきます。

予防策として
  • 騒音環境下で長時間就労する場合には耳栓などの防音具を使用する。
  • 長時間連続の音響暴露を避けたり、ときどき耳を休ませる。
  • イヤホンやヘッドフォンを使用し大音量で長時間音楽を聴くのは避ける。
  • 定期的な聴力検査で難聴が進行していないかを確認する。