お子さんのお薬の飲ませ方
インフルエンザワクチン接種のよくある質問
13才未満は最低でも2週間あけて下さい。 (13才以上の場合は最低1週間です)
また、多くの方(集団の接種率83%以上)が予防接種を打つと、周りの予防接種を打っていない人(例えば、生後6週未満の赤ちゃん)も、インフルエンザに罹りにくいとされています。
②アスピリン⇒副作用(ライ症候群)が出やすいです。 ※抗生剤、感冒薬はOKです!
②インフルエンザが後の場合⇒生ワクチン(麻疹風疹・水痘・おたふく・BCG・MR・ロタ)が先なら27日以上あけて下さい。不活化ワクチン(ポリオ・Hib・肺炎球菌・三種混合・日本脳炎・A型肝炎・B型肝炎・破傷風・ヒトパピローマ・狂犬病)が先なら、6日以上あけて下さい。
卵または卵を含む食品の摂取後に、蕁麻疹等の症状が発現したことがある場合は、医師にご相談下さい。
※もし発作が起きてしまったら発作後2週間以上たってから接種するようにします。接種後は、発作が出ないことを確認する為に院内で30分間待機が必要です。
麻疹・おたふく・水痘・風疹は治癒後約2~4週間で接種できます。
中耳炎のよくある質問
決してそのようなわけではありません。まず中耳炎はよくある病気で3歳までに5~7割のお子さんがかかります。
それは、お子さんは大人に比べて抵抗力が弱い上に顔の形がお鼻のバイ菌が耳にいきやすいためにおこります。
鼻水が出てきたら早めに治療することで、予防することができます。
しかし、過去半年以内に3回、もしくは過去1年間に4回以上繰り返したり、3ヶ月間治療をしても治らない場合は要注意です。
まず、よく効く抗生剤を5~7日間飲みます。
そして、症状・所見が落ち着いたら、軽めの抗生剤を通常の半分の量にして長い間飲む治療になります。量が少ないので副作用も少ないです。
● 耳の周りを冷やすのもいいです。
● もし、耳だれが出てきたら、こまめに拭いてあげてください。
※綿球などで耳栓をするのは禁止です。
耳だれや鼻水があっても問題はありません。
● 部屋を加湿(湿度50~60%)してあげるのも、鼻水を出やすくする効果があります。
基本は中耳炎が治るまでです。
プールの消毒液が、鼻やノドの粘膜を傷め中耳炎の治りを遅くするためです。
● あまりおすすめできません。
気圧の変動により悪化する可能性があります。
● 鼓膜切開をした後や、すでに鼓膜に穴が開いている場合はOKです。
また、飛行機に乗るときの注意は?
● 風邪をひかない(手洗い、うがい、マスク)
● 鼻炎、花粉症の人は、あらかじめ医師に薬を処方してもらう
● 日ごろから、耳抜きの練習を
中耳炎の時、飛行機に乗って耳が痛くなったときの対処
● つばを繰り返し飲む
● あめをなめる、ガムをかむ
● あくびをする
● 下あごを左右に動かしながら、つばを飲む
● 鼻をかんでからつまみ、軽く「んっ」と耳抜きをする(力の入れすぎに注意)
体を温めると炎症が悪化するためです。
● それでなければ入浴は可能です。
その場合、38~40℃ぐらいの温めのお湯にして、湯冷めしないようにして入浴後にはすぐに布団に入って休ませるようにしてください。
● 耳にお水が入らないように注意してください。
その原因は大きく3つに分けられます。
お子さん自身、細菌、環境の3つです。
お子さん自身について
● 特に3歳までは細菌に対する抵抗力が弱いためです。
(母乳で育てると比較的抵抗力が強くなるとされます。)
● 解剖的に耳管(耳と鼻の管)が十分に発達していないので鼻の菌が、耳の方へ入りやすいためです。
● 鼻をすすったり、両方の鼻をつまんで鼻をかむ癖がある場合は鼻の菌が耳に入りやすいためです。
細菌について
● 最近、抗生剤に効きにくい菌が増加してきているためです。
環境について
● 昨今、抗生剤に効きにくい菌が潜在的に保育園や幼稚園で蔓延しています。
その菌が集団保育により、うつりやすくなっているためです。
● 抗生剤が用法どおりに飲めていなかったり、途中でやめてしまった場合です。
菌が完全に除菌できていないため再発しやすくなります。
● 授乳の時にお子さんの頭を低くするとお乳が口から鼻、耳にいき中耳炎になりやすいとされてます。
● 同居する家族の喫煙もよくないです。
◆ 肺炎球菌ワクチンを接種しましょう。
中耳炎の重症化を予防する効果があります。
◆ 授乳の時は、お子さんの頭を高くしましょう。
◆ 2歳未満のお子さんは、できれば集団保育を避けましょう。
◆ かぜをひかないようにしましょう。
お家に帰ったら、うがい、手洗いをしましょう。
◆ 鼻水、鼻づまりがあれば早めに医療機関に受診しましょう。
◆ 鼻がつまっていたら鼻をこまめにかませましょう。
その際には片方づつ鼻をかませましょう。
お鼻がかめなければ吸引器で吸ってあげましょう。
◆ 鼻すすりをやめさせましょう。
◆ 用法どおりにお薬を飲みましょう。
★症状が急に変わることもあります。
疑問な点や困った事がありましたら、なるべく早目におたずねください
副鼻腔炎のよくある質問
お子さんの場合、鼻水が出ていたら中耳炎は要注意です。
● かぜをひいてしまったなら、こまめに鼻をかむこと。
鼻をかむときは片方づつ、ゆっくり、やさしく。
強くかむと中耳炎になることがあります。
● 鼻症状があった場合に、早期治療すること。
● 完全に治るまで治療を続けること。自己判断で治療を止めないこと。
※完全に治らない状態で治療を止めると、ちくのうを繰り返すことがあります。
● アレルギー性鼻炎を合併している場合は、プールの中の微粒のゴミでアレルギー反応を起こすためです。
● プールの水が鼻に入らないように注意して、誤って水が入ったらその都度鼻をかむようにしてください。
● スイミングの前後でしっかり鼻をかむようにしてください。
※通学、通園には影響はありません。
● 重症の慢性副鼻腔炎に関しては遺伝が関係しているとされています
通常の抗生剤の服用は5~10日間ぐらいです。しかし、ちくのうのある場合は特殊で長い間お薬を飲まないとなかなか治りません。1~3ヶ月間(治るまで)飲みます。
まず、よく効く抗生剤を5~7日間飲みます。そして症状が落ち着いたら、軽めの抗生剤を通常の半分の量にして長い間飲む治療になります。量が少ないので副作用も少ないです。
★症状が急に変わることもあります。
疑問な点や困った事がありましたら、なるべく早目におたずねください。
出席停止期間に関して
■出席停止期間の基準
麻しん | 解熱した後3日を経過するまで |
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風しん | 発疹が消失するまで |
水痘 | 全ての発疹が痂皮化するまで |
咽頭結膜熱 | 主要症状が消退した後2日を経過するまで(症状からアデノウイルス結膜炎と明確に区別することができない。) |
インフルエンザ | 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで |
百日ぜき | 特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで |
流行性耳下腺炎 | 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで |
■感染性のある期間
溶連菌感染症 | 治療開始後1日まで(無治療では一定せず) |
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手足口病 | 咽頭は発病後1~2週、便は発病後3~5週まで |
ヘルパンギーナ | 咽頭は発病後1~2週、便は発病後3~5週まで |
マイコプラズマ感染症 | 無治療では数週間検出されるが、症状がなくなれば感染力は弱い。 |